雇用の流動化という言葉の意味合いは適材適所ということでいいでしょうか? #133


雇用の流動化と聞いて、何をイメージしますか?

 

30年ほど前は終身雇用が当たり前の時代で、「転職?いやいや、なに言ってるの?」とすら思われていたのに、今のご時世であればその価値観は正反対になったように感じます。今の労働市場で「転職」と言えば、ポジティブに捉えられることが大多数になりましたが、そもそもなぜその様に思考がシフトしてきたのでしょう?

 

なんてことを考えて、今日はそんなお話です。

 


 

きっかけは終身雇用の崩壊から始まった?

 

長く期間勤めれば、その期間に応じて給与が自然と上がっていくならば、それはそれで魅力的だなとは思います。ただ稀に、「そんなんでいいのか?」と思った人や、「そもそも給与が低いから、高い給料がもらえる仕事がいい」と思って転職した人がいらっしゃったと思います。

私なんかは、最初の職業がアパレル販売でしたので、最初の転職時には後者でしたが、別の理由でがキッカケとなり、「辞める」と決めました。その後転職した会社では、幅広い業種と職種の採用を経験したわけですが、仕事内容やら賃金、待遇等、一言では言い表せないほどのボリュームを見ました。

 

その頃からでしょうか、よく原稿の打ち合わせ時には「うちは頑張った分だけすぐ給料に反映させるから」という言葉を耳にすることが多くなります。ちなみに転職前の会社で退職の意思を伝えた際に帰ってきた言葉は「今の時代、他にいい仕事なんてないよ」ということでしたが、全くそんなこともありませんでした。

 

ともすれ、「実力主義」「成果主義」という企業さんが増えてきたなぁとも思いましたし、時には「古株が高い給料取ってる割にあまり仕事しないのよ」なんて相談というか、声を聞くようにもなりました。

 

前提として、1社で30年という長い期間働くのは、すごいことだと思っています。なかなかできることでもないですが、それにあぐらを掻いては本末転倒だということです。そんな従業員を抱えている企業は大変なことだと思いますし、給料をどどーんと下げることも人情的にできない企業さんは少なからずいらっしゃったと思います。

 

逆に、新入社員等の若年層が入社してそのような光景を目にしたら、と考えると身震いしそうですね。であれば、終身雇用はさっさと改め、人材の流動化を図るのも、よい手段だなと思います。

 

 

適材適所の働き方がもたらす効果って、大きい?

 

先日、100円ショップに買い物に行きました。

100円ショップって、“消耗品を補充できればOK!”という感覚で、それ以上もそれ以下も全然求めていません。その点ではコンビニでも同じ感覚ですね。

 

ですが、先日買い物した100円ショップで驚いたことに、レジの方が90度のおじぎで「ありがとうございました」とおっしゃるわけですよ!大概、コンビニでもそうですが、何か作業しながらの「ありがとうございました」で十分だと思っていまして、そこまでしていただくと大変恐縮してしまうくらいでした。

 

百貨店ならば、確かに“90度のお辞儀+ありがとうございました!”で“お世話様でした”のやりとりで違和感はありません。

100円ショップのこの体験で感じたことは、「百貨店で販売員として働いた方が、顧客満足度は高まるのでは?」ということで、つまりは適材適所という言葉が浮かんできたわけです。

ま、その方の自由なので余計なことは言いませんが、衝撃的な出来事ではありました。

 

 

そもそも雇用の流動化が目指していることは?

 

完全に把握しているわけではありませんが、国としても生産性の向上を掲げていますので、人員が不足しているところに回したいという考えがあるかもしれません。

 

もちろん、今いる会社解雇して、次の会社で働かせるといった方法は取らないでしょうが、例えば資本関係のない企業間での出向や転籍を後押しする制度を導入したりすることは、想像できます。ドラマ半沢直樹のように、片道切符の島流しみたいな、ネガティブなイメージではなく、出向・転籍することで新たなキャリア形成を図れたり、お互いの企業の相乗効果が見込めるとなったなら、それもひとつの手かもしれません。

 

例えていうなら、プロスポーツ選手。プロスポーツ選手は各々が事業主なので出向とはまた異なりますが、補強したいポジションの選手同士をチーム間でトレードする構図は、企業間でも汎用できるかもしれません。実際、ホールディングとして資本関係のある企業同士で、社員のトレードや出向・転籍は人事発令で可能ですが、全く資本関係のない企業同士でそれが容易にできたら、雇用の流動化としては面白そうだなと、個人的には思っちゃいます。

 

ま、実現させるためには法律を変えないとダメなんですが。

 

 


 

まとめ

「ダイバーシティ」という言葉があるように、働き方は変化してきています。でもそれって、あくまで労働者側の希望を、企業が認めている形なので、企業としても多様性をもって雇用する、そんなことがあってもいいのかなと思っています。

  




 

 

 

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奥山 直和

奥山 直和

キャリア形成の専門家として、人事やキャリア関連を中心にブログを日々発信。いつもは中小企業の人事(採用・育成・評価)や、労働者のキャリア形成を後方支援。関わる企業や人は千差万別のため、支援は常に唯一無二を提供の施策を提供。また、クラウドファンディングFAAVO宇都宮の運営に携わり、HRとマーケティングの両面でクライアントのサポートに東奔西走する。ともすれば、数値をよく間違える、おっちょこちょいな性格がたまにキズ。。。 【趣味】お酒、BBQ、スノーボード、写真、城跡巡り    【所属等】・国家資格キャリアコンサルタント ・JCDA認定Carrer Deveropment Adviser ・ジョブカード作成アドバイザー ・NPO法人日本ゲートキーパー協会 初級ゲートキーパー ・クラウドファンディングFAAVO宇都宮 アンバサダー