そもそも“キャリアコンサルティング”ってなんだろう?
日々、自己研鑽が重要と言いながら勉強会に参加したり、勉強会の企画をしたり、参加した勉強会の感想を述べたりしておりますが、もちろん実践が重要であることは大前提です!
連日、キャリアコンサルティングに関する訪問は以下の2パターンに分かれます。
- キャリアコンサルティング導入についての打ち合わせ
- キャリアコンサルティング実施についての打ち合わせ
2は訪問前に実施が決まっているので、日時と実施企業からの要望をヒアリングし、期待値調整も含め実施前の最終調整の段階といったところですね。
で、やはり大変なのは1の場合でして、「そもそもキャリアコンサルティングって何?」というところから始まります。
「キャリアコンサルティング」とは
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます(職業能力開発促進法第2条第5項)。キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。キャリアコンサルティングを通じて自身のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うなど、自身が希望するキャリアの道筋を実現していくための有力な手段の一つとして、キャリアコンサルティングを活用することができます。(厚生労働省HPより抜粋)
職業能力開発促進法が2015年9月に改定され、キャリアコンサルタントが国家資格として法定化された際に、上記の文言が定義とされました。
が、まったく何のことだかよくわかりませんね?!
身近なところにいるキャリアコンサルタント 〜その1〜
ハローワークって、行ったことありますか?
仕事探しや、失業保険の申請、職業訓練の申し込み等、求職者にとってはお馴染みの場所ですね。
また企業側も、求人の掲載や始業保険の申請・更新等、何かと訪問することのある場所、公共職業安定所ですね。
ここの窓口にいる相談員が、キャリアコンサルタントの資格所有者であることは多いです。
また、人材斡旋会社と呼ばれる、有料職業紹介をメインに事業活動されている会社さんで、主に求職者と面談をするスタッフがキャリアコンサルタントであることも多いです。
この2つに共通することは、「求職者に相対する」ということです。
理由はどうあれ、新しい職業情報を求めてきた来談者に対して、職業情報を提供する前段階でいろいろと話を聞きます。
- 希望する職種?
- 希望する勤務条件?
- それまでの経歴は?
- なぜ前の仕事を辞めたのか?
といったところを、丁寧に聞き、時にはアドバイスをし、最終的には職業情報を提供し、応募→採用→勤務開始までをサポートします。
求職者に対して親身になって接するわけですので、ある種の連帯感が生まれます。
ですので、勤務開始後に不都合等があった場合には相談しやすい存在とも言えます。
この場合のキャリアコンサルティングとはどのようなことで、どんな効用がみられたのかというと、求職者が新しい職業に就業する活動を支援し、求職者が望む職業に就業できたということです。
「キャリアコンサルタントって何?」と聞かれた時に、簡単に説明しやすい例えのひとつでよく使います!
身近なところにいるキャリアコンサルタント 〜その2〜
10年以上社会人されている方には、あまり馴染みがないかもしれませんが、大学のキャリアセンターや専門学校の就職関係の部署には必ずと言って良いほどキャリアコンサルタントはいます。
この場合は、所属する学校の学生、メインは就職活動中の学生や就活直前の学生等に対し、就活に対してのアドバイスや指導を主にしています。
とは言っても、今どきの学生さんは将来のやりたいこと等をしっかりと見据えていたりもするので、窓口に来ない学生さんが多いそうです。
そんな学生だったら、もちろん問題ありませんが、就活に対して何もしていない学生や意向が不明な学生をなんとか窓口に来させて職業指導をするそうです。
で、職業指導と言っても、社会人に対してのそれとは異なり、どんな職業になぜ就きたいのか、どのように所業情報を検索して探し当てるのか、等を指導します。
もちろん、全てがうまくいくわけがなく、何十通・何百通とお祈りメールを受け取った学生のケアもしつつ、何とか気持ちが折れたままにならないようにサポートし、卒業までに就職を決めさせます。
この場合のキャリアコンサルティングとはどのようなことで、どんな効用がみられたのかというと、就職活動を全般的にサポートし、就職させて卒業させるということです。
先ほどのハローワークや人材紹介会社と何が違うかと言うと、卒業という期限があることです。
卒業という期限後に就職が決まっていなければ、無職となるため、学校側としては避けなければならない事象な故、何とか必死に就活させます。
また、昨今のスケジュール等の就職市場の変化に対応させるのも、指導力という面では大変なことです。
この2つの領域での事例が大多数ですが、他の領域での事例はまた明日に!
コッソリ設置しましたので、ポチってありがとうございました。
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奥山 直和

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